【履歴書の書き方】採用後に引越し(転居)する場合の正解例

就職活動中や転職活動、アルバイトを探している最中などに引越し予定がある場合、
履歴書をどのように書けばいいのでしょうか。

履歴書には、必ず住所や電話番号を記入する欄があります。
引越しが決まっている場合は、新しい住所を書けば良いのか、
現在の住所を書くべきか悩んでしまいます。

そんな時、どちらを書くのが常識なのか、
引越しの際の正しい履歴書の書き方についてまとめてみました。

ケース別の履歴書の書き方

就職や転職の際に引越しが決まっている際、
履歴書に引越しする旨を記入することが一般常識です。

転居先が決まっている場合と、決まっていない場合、
それぞれのケースでの記入方法を見ていきましょう。

転居先が未定の場合

仕事が決まってから、それに合わせて引越しをする予定の場合は、
仕事に対する熱意や柔軟性をアピールすることができます。

どの場所で勤務になっても柔軟に対応できるという点や、
職場の近くに引越して、通勤時間や交通費などの無駄をカットするという点などを、
うまくアピールしていくことで、担当者の心を動かすことができます。

では実際に履歴書にはどのように記入すれば良いのでしょうか。

住所欄や通勤時間の書き方

転居先が未定の場合、履歴書の住所欄には現在の住所を記載しておきます。
ただし、欄外に引越し予定がある旨を記入する必要があります。

記入方法は次の通りです。

  • 採用が決まりましたら、○○駅周辺に引越し予定です。
  • 採用が決まりましたら、通勤時間○○分範囲内で引越し予定です。

このように、具体的にどこに引越す予定なのかを詳しく記載します。
ただ単に「引越し予定です」だけでは、
どこに引越すのか予測が立てられずに困ってしまいます。

また、できるだけ職場から近い方が好まれる傾向にあるため、
引越し先が職場に近いという事を伝えると好印象です。

記載する場所は、通勤時間を記入する欄、もしくは本人希望欄がおすすめ。
特に本人希望欄は広いので、見やすくて印象も良くなります。

転居先が決まっている場合

転居先がすでに決まっている場合、
引越しする時期によって履歴書にどちらの住所を記入するかが決まります。

時期をきちんと見極めなければ、会社からの郵便物を受け取れない!
なんてトラブルも起こり得るので要注意。
では、どのように時期を見極めればよいか見ていきましょう。

住所欄や通勤時間の書き方

転居先が決まっている場合は、
いつから転居先で生活するかを明確にする必要があります。

例えば、もうすでに転居先に出入りできる状態で、
後は引越し待ちという状態であれば、新住所を記載します。

古い住所を書いてしまうと、またすぐに訂正しなければならないので、
後々面倒になってしまいます。

逆に、転居先は決まっているけれど、まだ契約期間が始まっていないという場合は、
現住所を記載しなければなりません。

新しい住所を書いてしまうと、
郵便物などが新住所に届いてしまい受け取れなくなってしまいます。

ただし、欄外に、もうすぐ引越し予定である旨を伝える必要があります。
記入方法は次の通りです。

  • 〇月〇日に転居します。新住所 ○○市○○区……。

固定電話番号などが変わる場合も、同様に欄外に新電話番号を記載しておきます。

記入する場所は、住所欄の欄外や本人希望欄などです。
本人希望欄に記載しておく方が、全体的に美しく見えるのでお勧めです。

履歴書に現住所を記載する場合は、
必ず郵便局で転送届を出すようにしましょう。

転送届の詳しい方法についてはこちらを参考にしてみてください。

郵便局(郵便物)の転送手続きについて

履歴書を書く際の注意点

履歴書を書く際に、気をつけるべきなのが通勤時間についてです。
たかが通勤時間と侮って、空欄で提出してしまう人も多いですが、
実は通勤時間は大切な審査ポイント。

会社から近いかどうかや、交通費がいくらかかるかなどの基準になるほか、
しっかりしている性格かどうか、嘘をついていないかなどをチェックされたりもします。

通勤時間の計算方法

通勤時間を記入するときに間違いやすいのは、
電車に乗っている時間だけを書いてしまうという例です。

通勤時間は、自宅から会社までかかる時間のことを言います。
電車に乗っている時間だけでなく、徒歩や自転車等の時間も計算しなければなりません。
また、数字はわかりやすいように5分単位で計算することも大切です。

計算例

徒歩で駅まで13分、電車で28分、駅から会社まで徒歩10分の場合は、

15分+30分+10分=55分

と計算します。

嘘は書かないこと

通勤時間は、ただ記入してあるというだけではなく、
正しく記入するというのも大切なポイントです。

きちんと最短ルートを検索し、その所要時間を記入します。
自家用車やバイクなどを利用したい場合も、正直に記入しておく方が好印象です。

最近では、最短ルートを検索できるサイトがたくさんあります。
必ずというわけではありませんが、中には通勤ルートを検索する企業も増えています。

調べずに適当に記入してしまうと、
いい加減な性格と思われて印象が悪くなってしまうので、
調べられても問題ないように、きちんと正確に記入しておきましょう。

通勤時間を検索できるサイト一覧

通勤時間を検索できるサイトの一覧をまとめておきます。
ぜひ参考にしてみてください。

Googleマップ

Googleマップは、誰もが知っている最大級の地図アプリです。
ルート検索は、移動方法を細かく設定でき、
電車やバス、自動車、自転車、徒歩などを簡単に切り替えることができます。
ルートや所要時間の正確さはトップクラスなので、
確実な時間が知りたいという時にはピッタリです。

Googleマップ
NAVITIME

NAVITIMEは、出発駅と到着駅を入力するだけで、
最短ルートがすぐに検索できるサイトです。

電車、地下鉄、バスなどの公共交通機関はもちろん、
自動車や自転車、バイクなどの移動時間も検索できるオールマイティーなサイト。
スマホアプリもあるので、いつでもどこでも簡単に検索できます。

NAVITIME
YAHOO!JAPAN 路線情報

YAHOO!JAPANでもルート検索が可能です。
YAHOO!JAPANの路線情報というところをクリックすれば、すぐに検索ページに移動し、
出発駅と到着駅の入力で、最短ルートと所要時間を調べることができます。

日本最大級のポータルサイトで、
親しみのあるサイトなので利用しやすいというメリットがあります。

YAHOO!JAPAN 路線情報

まとめ

就職、転職時に引越しをすることが決まっている場合、
その状況に合わせて現住所を変える必要があります。
また、欄外に引越しする旨をきちんと伝えるという事も大切。

企業から何か連絡が来た時に、
すれ違いで受け取れないというトラブルに巻き込まれないように注意しましょう。

通勤時間の欄には、正しい最短ルートを記入します。
引越し後のルートがわかっている場合は、
そちらも記入しておくと参考にしやすくなります。