引越し先に車やバイクを持っていく場合は、
免許証以外の住所変更手続きは色々あります。
漏れてしまうと後で面倒な事になる可能性があるので、
手続きについて確認してしておきましょう。
手続きと同じく気になるのが、
車やバイクを引越し先に持っていく場合の料金ではないでしょうか?
料金については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にして下さい。
運転免許証の変更手続きについて
まずは運転免許証の住所変更手続き方法について紹介します。
場所
新住所を管轄する運転免許センター、もしくは警察署
届出人
本人のみ
必要書類
- 運転免許証
- 新住所が記載された住民票
- 印鑑
- 30mm×24mmの証明写真(旧居とは別の都道府県に住所変更した場合のみ)
届出期限
住所変更後15日以内
手数料
無料
運転免許証の住所変更はさほど面倒でもなく、
即日交付が可能となっています。
紛失時の再発行
もし、引越し後に運転免許証の紛失に気づいた場合、
新住所を管轄する運転免許センターで再交付を受けることができます。
基本的には管轄の警察署でも再交付は可能ですが、
紛失の再交付を行っていない自治区もあるので、事前に調べておいたほうが確実です。
この時の必要書類は、
- 氏名、生年月日、新住所の記載がある身分証明書
- 30mm×24mmの証明写真
- 運転免許証再交付申請書(※運転免許センターにあります)
- 運転免許証紛失盗難顛末書(※運転免許センターにあります)
- 免許取得時に登録した暗証番号
- 3,600円(再交付手数料)
以上です。
なお、紛失時も運転免許センターで再交付手続きを行えば、
即日交付が可能となっていますが、紛失に気づいたけどすぐ手続きには行けない、
という場合は、最寄りの交番や警察署でいいので、遺失届を提出しておきましょう。
日常的によく利用するものですので、できるだけ手早く済ませましょう。
ちなみに、免許証の更新期間に入っている場合、
更新手続きと住所変更を一まとめにすることもできますので、
タイミングがあればまとめて行なってしまったほうが良いでしょう。
車庫証明(自動車保管場所証明書)の変更手続きについて
次は車庫証明の内容変更手続き方法について紹介します。
普段は単に車庫証明と呼んでいますが、正確には「自動車保管場所証明書」。
これは車の所有者すべてに届出義務のある書類です。
場所
新住所、または車の保管場所を管轄する警察署
届出人
本人のみ
必要書類
- 自動車保管場所使用承諾証明書(駐車場を借りている場合のみ)
- 印鑑
※その他、以下のものがわかる書類
- 車の保管場所の見取り図や配置図
- 自動車登録番号
- 車名
- 型式
- 車台番号
期限
住所変更後15日以内
手数料
2,000円~3,000円
住所変更申請書は警察署に用意されていますので、
運転免許証の住所変更時に一緒に手続きを行なってしまうと楽でしょう。
紛失時の再発行
もし、引越し後に車庫証明の紛失に気づいた場合は、
同じく新住所を管轄する警察署で申請する事ができます。
ただし、紛失の場合は、上記の申請書類に加えて、
- 自動車保管場所証明申請書(※警察署にあります)
- 500円前後の手数料
が必要になります。
必要書類のひとつである自動車保管場所使用承諾証明書とは、
駐車場の賃貸契約書のことですので、これは事前に不動産会社や
マンションの大家、管理会社に連絡をして発行してもらっておきましょう。
車庫証明は申請してから交付されるまでに3日ほど時間がかかります。
その後、また警察に取りに行くことになりますので、
できるだけ早く申請し、車検証の住所変更申請期限に間に合うよう調整しましょう。
車検証(自動車検査証)の変更手続き
車検証の変更手続きは、本人の申請でなくても手続きができます。
まずは車検証の内容変更手続きに関して紹介します。
場所
新住所を管轄する陸運局
届出人
本人、もしくは代理人
必要書類
- 自動車検査証
- 自動車保管場所証明書
- 住民票
- 印鑑
- 委任状(代理人が申請する場合のみ)
期限
住所変更後15日以内
手数料
- 登録手数料:350円
- ナンバープレート代:1,440~1,880円(小板)、もしくは1,960~2,310円(大板)
(※管轄する陸運局が変わった場合のみ)
管轄する陸運局がどこにあるか確認しておこう
車関連の手続きの中でおそらく最も面倒なのが、
この車検証の変更手続きでしょう。
陸運局が近くにある場合は問題ありませんが、
管轄区域がかなり広いため遠方まで足を運ばなければいけないこともあります。
そのため、自分で変更手続きを行なう場合、
新住所を管轄する陸運局がどこにあるか、事前に調べておいたほうがいいでしょう。
また、管轄が異なるとナンバープレートの変更も必要になるため、
この時に旧住所を管轄する陸運局と、
新住所の陸運局が同じかどうか調べておきましょう。
紛失時の再発行
もし、引越し後に車検証の紛失に気づいた場合は、
ちょっと面倒な事になってしまいます。
原則的に車検証の再交付は、登録をした陸運局でしか行っていないため、
旧住所の陸運局で再交付手続きをした後でなければ住所変更ができません。
旧住所の陸運局に直接足を運べるようなら、まだなんとかなりそうですが、
遠方へ引越した場合はそうも言っていられませんね。
そのため、この時は、
直接、新住所を管轄する陸運局に問い合わせてみるのが確実です。
そうすれば、旧住所を管轄する陸運局で再交付を受ける最も簡単な手続方法や、
その後の対応についても教えてくれると思います。
場所によっては新住所を管轄する陸運局で理由書を作成するだけで済んだ、
というケースもあるようです。
しかしこれは陸運局によって対応も異なるでしょうから、
あまり楽観視せず、紛失に気づいた瞬間に速やかに問い合わせをして、
面倒でも教えてもらった方法に従うようにしましょう。
このように車検証の変更については非常に複雑ですが、他の車関連書類とは異なり、
車検証の変更手続きは代理人が行なってもかまいません。
たとえばディーラーなどに任せることもできますので、
どうしても時間に余裕のない場合や紛失していた事に気づいて面倒な場合は、
一度相談してみると良いでしょう。
その代わり、ディーラーなどに依頼すると、
別途サービス料がかかることになりますので、それなりの出費は覚悟しておきましょう。
引っ越しを機に初めて取る(車を買う)場合
交通機関の充実している都会から、
あまり交通機関のない場所に引越しをする場合、車は必須です。
「現在は車を持っていないけれど、新住所で買う予定」
という人もいるでしょう。
そんな時、
- 「今すぐに車を買ってしまって新居に持っていき、住所変更手続きをする」
- 「新居の住所で手続きするため、車を買うのを後回しにする」
どちらの方法が良いのか迷ってしまいますね。
しかし、実は答えはハッキリしています。
どうしても外せない事情があって、引越し当日から車に乗りたい場合は、
「旧居で車を買って、持って(乗って)いき、後日住所変更手続きをする」
という方法がいいでしょう。
引越し後、数日待つことにはなりますが、手間や費用を抑えたいなら、
「最初から新居で手続きをするために車の登録を後回しにする」
のが正解です。
旧居で購入した場合、引越し当日から来るまで動くことはできますが、
どこかで住所変更手続きなどを行わなければならず、手間と時間は取られます。
なにより手続きの費用が余計にかさんでしまいます。
一方、新居で購入する手はずを整えておけば、面倒な手続きは不要で、
引越し後すぐというわけにはいきませんが、
早ければ数週間で乗れる状態になっていることもあるそうです。
ちなみに引越し前後で車を購入するのであれば、
引越し後の新居に近い車のディーラーで購入したほうが当然良いです。
この時、引越し後できるだけすぐに車を使いたい旨を相談すれば、
その手続きを含めた手数料も購入価格に含んでもらえるかもしれませんし、
その後のメンテナンスなども都合が良いでしょう。
旧居で買うか、新居で買うか、どちらを選ぶかは環境次第ですが、
どちらかと言えば、やはり新居で購入したほうが面倒は少ないでしょう。
引越しでの手続き忘れに注意
ここでは車関連の手続きに関して解説しましたが、
引越しとなると他にもやることや手続きがたくさんあります。
手続き忘れがあると、トラブルの原因にもなります。
やり忘れがないように、チェックリストなどを作成して、
漏れがないように引越手続きを進めていきましょう。
以下の記事では、引越しをする際にやることや手続きをまとめていますので、
心配な方はこちらもチェックしておきましょう。
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