ピアノを持っていく場合の引越し費用、注意点

ピアノを持っていく場合の引越し費用、注意点

ピアノは非常に繊細な楽器で、しかもそれ自体が大きいため、
引越しをするにはかなりの費用がかかります。

とはいえ、他の家電と同じように捨て、
新しいものを購入するというわけにはいきません。

引越しをする際は多少の出費を覚悟しておきましょう。

ピアノの引越しには追加料金が設定されている

引越しには、運搬に別途費用が設定されている特殊な荷物があります。
ピアノもそのうちのひとつです。

ピアノはそれ自体が非常に大型な荷物で扱いも難しいため、
別途費用も高額に設定されています。

またこうしたオプション費用は、

  • 運搬場所の階数
  • エレベーターの有無

などによって変化しますので、
新居の状況によってはそれなりの出費も覚悟しておきましょう。

ちなみに、ピアノの運搬料金の目安は以下の通りです。

グランドピアノ
  • 基本料金:25,000円~
  • 階層料金:10,000円~(1階ごとに倍増)
  • エレベーター料金:5,000円~
アップライトピアノ(箱型ピアノ)
  • 基本料金:10,000円~
  • 階層料金:5,000円~(1階ごとに倍増)
  • エレベーター料金:3,000円~

これらの料金のほか、グランドピアノの運搬には
別途トラックを追加することがほとんどです。

また、引越しでは移動距離によって基本料金が加算されていきますが、
荷物にピアノがある場合はこの基本料金がさらに高額に設定されることになります。

例としては、

  • 通常の引越しの場合:2,000円/20km
  • ピアノがある場合:5,000円/20km

となっており、運送料自体が倍以上に跳ね上がってしまうのです。

特殊な状況下ではさらに料金がかかる

ピアノを新居に運搬する際の別料金は上記に挙げた通りですが、
その他に特殊な状況が重なるとさらに費用がかさみます。

たとえば、階段やエレベーターでの搬入が難しい新居の場合は、
別途クレーン車を手配し、窓から搬入したりすることもあります。

この場合、

  • グランドピアノなら20,000円~
  • アップライトピアノなら10,000円~

の追加料金が発生します。

なお、階段などでの搬入も難しく、
クレーン車などが使用できない立地の場合、
最悪のケースとして引越しが不可能になってしまうこともあります。

ピアノを持っている場合の引越しは、
こうしたことも考慮に入れておかなければなりません。

ピアノの引越しには専門業者もある

冒頭でも述べた通り、ピアノは非常に繊細な楽器で、
ちょっとした振動などにも弱く、運搬時は最新の注意を払わなくてはいけません。

その点、引越し業者はそれなりの配慮はするものの、
ピアノを専門で扱っているわけではありませんので、
扱いもぞんざいになりがちです。

そこで、ピアノを引越し業者に任せるのが不安であれば、
ピアノ輸送の専門業者に依頼する選択肢も考えに入れておきましょう。

こうしたピアノ専門業者はピアノに関するプロですので、
輸送にもしっかりした準備をしており、
搬入後の調律などアフターサービスも受けられますよ。

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