引越しの基本料金は、平日に安くなり、休日に高くなる傾向があります。
これは休日に引越しをしたがる人が多いからに他なりませんが、
実は一年という長いスパンで見ても、
引越しには繁忙期と閑散期があるのをご存知でしょうか。
今回は、この引越しの繁忙期の引越しとその料金設定について説明します。
年度末の2~3月は引越し業者も超多忙
引越しをするのがどんな時期なのか、考えればすぐに分かることですが、
年度が変わる直前の2,3月は、いわば新生活スタートの時期。
そのため引越し業者はとにかく大忙しです。
そして、忙しい分、引越し料金はとにかく高く、
実は通常の2倍以上の価格設定にしている業者もあるほど。
進学や就職などで新居に移るため、
この時期に引っ越すのが一番効率が良いのは分かるのですが、
引越しを少しでも安くしようというのであれば、できる限り避けたいですね。
「どうしてもこの時期でないといけない」というのであれば、
早めに業者に連絡をしておきましょう。
2月~3月に入ると忙しくて、
見積もりすらままならない状況になりかねませんので、要注意です。
10月、12月は転勤族で引越しが増える
2,3月が忙しいのは当然として、
意外に知られていないのが10月や12月の引越しラッシュです。
実はこの時期は社会人の転勤が増える時期。
そのため、ピーク時ほどの引越しラッシュはないものの、
時間の融通が自由に利くほど暇ではありません。
また転勤の場合は、客側に時間の余裕がないことを業者も知っているため、
基本的に値引き交渉にも応じない構えを取っています。
そうでなくても、年の瀬で忙しい時期ですので、
避けられない理由がない限り、引越しは控えたほうが良いでしょう。
繁忙期をずらして引越し計画を立てよう
繁忙期の引越しを避けたい大きな理由は、その料金の高さにあります。
少し高くなるだけなんだろう、とタカをくくってはいけません。
あるデータによれば、家族単位での引越しの場合、
繁忙期と閑散期では、同じ内容のサービスで
引越し価格が10万円以上変わったケースもあるようです。
ですから、よほど遠方に引っ越さなければいけないという場合以外は
少し遠方の就職先や学校まで数ヶ月定期で通ったほうが安くつくかもしれません。
そういった点も考慮し、引越しの予定を立てたほうがいいでしょう。
また繁忙期には臨時バイトの作業員も多く、
事故につながる恐れもありますし、時間などの融通もほぼ利かないのが難点。
正直言ってデメリットばかりなので、
できる限り繁忙期の引越しは避けたいというのが本音ですね。