業者に引越しを依頼した場合、
時間指定のできる午前便を除くプランでは、
作業開始時間がまちまちになることを覚えておきましょう。
下記では、これを考慮した上で
不安のある場合や極度の遅延が起きた場合の対処を紹介します。
作業開始時間に必ず来るのは午前便だけ
作業開始時間の指定ができる午前便以外の引越しでは、
事前に「○○時開始予定です」と聞かされていても、
その予定時間に必ず作業が始まるとは限りません。
特に繁忙期のフリー便などで引越しの契約をすると、
予定よりも2~3時間、あるいはそれ以上、
作業開始が遅れるようなことはざらにあります。
ですから、あらかじめ予定時刻を聞いていても、
その時間に引越しが始まらないといってクレームを出すのはお門違い。
どうしてもスケジュールに余裕がない場合は、
最初から時間指定のできる午前便を利用したほうがいいでしょう。
連絡を取る場合はまず担当者から
しかし、午前便を利用していても、稀に作業開始が遅れることはあります。
また午前便の利用でなくても、極端に時間が遅れている場合などは、
速やかに連絡を取る必要があるでしょう。
こういったときのために、引越しの契約をした場合は、
その作業の担当者や管轄支店の連絡先を聞いておくようにしておきましょう。
そして、連絡を入れる順番は、
- 現場作業責任者
- 管轄の支店や事務所
- 本社
の順番にするべきです。
なぜなら、作業時間の遅延が出ている原因が一番よく分かるのは、
現場にくるはずの作業責任者だからです。
とはいえ、道が混雑しているなどの影響で、
午前便でも数十分の遅れがでるのはままあること。
あまり神経質にならず、
連絡をいれるのはよほどの場合のみにしておいたほうがいいでしょう。
作業遅延が業者の責任の場合は値引き交渉も
先述したように、渋滞などの影響で作業開始が遅れることはありえることです。
しかし、遅延の理由が業者側の都合だった場合は、
作業が遅れたことを理由に値引き交渉をしてみましょう。
また時間指定のできない午後便やフリー便でも、
常識を超える遅延があった場合には交渉ができるケースもあります。
業者側としては自分たちに非がある場合、
多少の値引き交渉に応じてくれるはずです。
とはいえ、こうした場合の値引き交渉は、
あまり褒められた行為ではありませんし、
お詫びとしての値引き程度に収めておくことが大事です。
ここで「遅れたせいでスケジュールがめちゃくちゃになった」
などと罵声を浴びせたり、料金を半額にしろ、
などというのは明らかにモラルに反しています。
またうまく値引きができたとしても、
その日一日引越し作業で付き合うことになるわけですから、
出会いがしらから嫌な感情をお互い持ちたくはないものです。
それならいっそ悪質な遅延があったことを、
直接本社にクレームとして出し、
当日の作業員らには何もふれないでおいたほうがいいでしょう。