引越しの際、作業スタッフにお金や小銭(チップ)を包んで渡した方がいいかどうか、
迷う人もいると思います。
昔は、引越しを手伝ってくれた人にはチップを渡すと決まっていて、
今でも年配の人などは、引越しスタッフにお金を渡す人もいます。
現在では、引越し業者は基本的に、「チップは不要」としています。
ただし作業スタッフにチップを渡すのは、それなりの意味はあります。
引越し業者は「チップは不要」としているが、、、
昔、引越しを手伝ってくれた人にチップを渡していたのは、
まだ引越し業者がなかったからです。
みな、それぞれで引越しを手伝い合うのが普通だったため、
ただで手伝ってもらうわけにもいきませんから、お金を渡していたわけです。
でも現在では、引越し業者ができています。
引越し業者はきちんとした料金を取り、
作業員の手当についても、料金の中に含まれています。
ですから引越し業者は基本的に、「チップは不要」としています。
業者の中には、作業スタッフにチップを受け取ることを禁止しているところもあります。
これは、当然のことだと思います。
すでに手当を料金として支払っているわけですから、
さらにチップを渡すことは、手当を二重に渡すことになります。
作業スタッフにチップを渡すことは意味はある
ただし、引越しの作業スタッフにチップを渡すことは、それなりの意味はあります。
作業スタッフは、ほとんどが20代の若者です。
あまりお金を持っていないのはもちろんです。
その若者たちに、少額でも、チップを渡せば喜ぶのは確かです。
引越し作業もやる気が出て、身が入ると思います。
引越しがうまくいくかどうかは、ひとえに作業員のやる気にかかっています。
作業員がやる気になれば、破損や紛失などの可能性も減りますし、
現場の雰囲気もよくなります。
そのためにチップを払うということは、決してムダではありません。
チップを渡す場合の金額とやり方は?
金額
チップの金額は、500円~1,000円程度で十分です。
缶ジュースに、簡単なお菓子などが買えるくらいでいいでしょう。
現金ならば、小銭を用意して、一人分ずつぽち袋に入れましょう。
クオカードなどで渡すのも、いいと思います。
渡し方
チップを渡すときに大事なのは、まず「作業前」に渡すことです。
チップは、作業員にやる気になってもらうために渡します。
作業後では、意味がありませんよね?
それから、必ず一人ずつ、直接手渡すようにしましょう。
リーダーなどにまとめて渡してしまうと、
全員にすぐに手渡らないことがあります。
渡すときには、ぜひ「今日はよろしくお願いします」と、
声をかけるようにしましょう。