引越しには、当事者になってみないと分からない苦労が存在します。
「引越しなんて荷物をはこんで終わりじゃないの」
と考えている方は、その考えを改めるようにしなければ、
いざ引越しをする際に痛い目を見ることになりますよ。
引越しは余裕をもって計画的に
単身者引越しで最も苦労するのは、計画的に物事を進めることです。
特に各種住所変更の手続きや挨拶状の作成など、慣れない作業ばかりで
はじめから効率よくテキパキと片付けられるもものではなく、
無計画のままだと荷造りすら満足にできず
引越し当日を迎えることになってしまうでしょう。
そのため、まず引越しが決まったらスケジュールを立てましょう。
- 住所変更などの手続きが必要なもの
- 業者への連絡
- 荷造りの順番
- 挨拶状の作成
などをリストアップして、
引越し何日前までに何を終わらせるか、
どの順番で行なうのが効率的かしっかり考えましょう。
その上で、できれば引越し2日前には、
すべての作業が終了しているようスケジュールを組んだほうがいいでしょう。
なぜなら準備を進めていくうちに遅延や他に忘れていたことなどが
必ず出てくるからです。
最初の引越しはそれぐらい用意周到に進めたほうが
後々後悔しなくても済みますよ。
貴重品はまとめて目の届く場所へ
引越し当日はどれだけ慣れた人でも慌しく感じるもの。
その点、初めての引越しともなればなおさらでしょう。
そんな中で必ず注意しておきたいのが貴重品の管理です。
引越し作業の慌しさの中で、
貴重品を紛失するというのは最大のトラブルになります。
また単身引越しともなれば、他に頼りもないので、
途方にくれてしまうことでしょう。
こういったことのないよう、
単身引越しをする際は貴重品をまとめて、
当日も絶対に目の届く場所においておくか、身につけておくのが無難です。
荷解きや手続きなど引越しは運搬だけでは終わらない
初めて引越しするという人はなかなか実感が沸かないものでしょうが、
引越しとは荷解きを含めてすべてが完了するまで終わらないものです。
またこの荷解きはなかなか厄介なもの。
荷物をひとつひとつ収納していくのは、
意外に時間も労力も必要とするものです。
また荷解きの時点できちんと整理をしておかなければ、
その後の生活でどこに何があったか困ることになるでしょう。
さらに荷解きが終わっても出たゴミを処理するのがまた大変。
その他、引越しに関わる手続きを平行して行ないながら、
新居の整理をするのは心身ともに疲れるもの。
事前にこのことについては覚悟をしておいたほうがいいかもしれません。
新居周辺の地理や主要施設をチェックしておこう
引越し後は手続きのために、様々な場所へ足を運ばなくてはいけません。
また、新居からの通学・通勤ルートや
万が一のときのために病院や警察などの位置も見ておく必要があります。
こうした新居周辺の確認は、引越してから把握するのでは遅すぎますので、
あらかじめ引越し前の余裕があるときに散策しておいたり、
地図を用意しておいたほうが良いでしょう。
また場合によっては治安の悪い地域などが近辺にあることもあります。
そういった情報もインターネットなどで調べておくとベストです。